何故レンタルスペースは無人で営業できるのか?

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レンタルスペースのビジネスは、今や多くの人々にとって身近な存在となりました。しかし、レンタルスペースを運営するオーナーさんにとって、その運営方法は様々な選択肢があるため、どれが最適か迷ってしまうこともあるでしょう。特に「無人での営業が可能なのか?」という疑問は、オーナーさんの中で一番気になるポイントではないでしょうか。

 

実は、今の時代、レンタルスペースは無人で営業することが十分可能です。さまざまな便利なシステムや道具があるため、利用者はスムーズにスペースを利用することができるのです。これにより、オーナーさんの手間も省け、より多くの利益を得ることができます。

 

では、どのような方法で無人営業が可能なのでしょうか?今回の記事では、レンタルスペースを無人で運営するための具体的な方法やポイントをご紹介します。これからレンタルスペースのビジネスを始めたい方や、無人営業に切り替えたいと考えているオーナーさんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

なぜレンタルスペースは無人で営業できるのか?

前回の記事では、インスタベースやスペースマーケットなど、主にレンタルスペースの仲介サイトについて説明しました。基本的にはこれらのレンタルスペース仲介サイトを利用してスペースの利用者を集め、売上を上げていくのですが、実はこれらのレンタルスペースが掲載されているところのほとんど、約8割が無人営業をしています。

 

では、どのようにして利用者は入室するのでしょうか。スペースによって異なりますが、ここでは無人営業できる仕組みについて代表的な方法を説明します。

 

まず、レンタルスペースの予約を申し込むと、自動返信メールが設定されており、そこにスペースの入室方法などが記載されています。このレンタルスペース仲介サイトの自動返信メールと以下に挙げる方法を組み合わせれば、完全無人でレンタルスペースを運営できるのです。

 

 

1鍵をかけないでおく

可能であれば、これが最もベストな方法です。というのも、レンタルスペース運営中に最も多い問い合わせが入室方法に関するものだからです。
予約者の中には自動返信メールをしっかり読まない方が多いです。そのため、鍵をポストに入れておくなどの方法では「鍵の開け方がわからない」といって電話がかかってくることがあります。ですので、可能であれば鍵で開けて入室する方法は避ける方がよいでしょう。鍵をかけない入室方法であれば、まず入室に関する問題が起こりにくく、様々なトラブルを避けることができます。

 

しかし、鍵をかけないと、泥棒に入られるのではないか、勝手に誰かが入ってくるのではないかと不安に思うかもしれません。ただ、貸しスペースであることがわかっていれば、通常はドアを勝手に開けることはありません。また、盗難のリスクがあるとすれば、テレビなどの電気機器が主であり、食器や文具をわざわざ盗むことは少ないでしょう。

 

防犯カメラを設置して、防犯カメラがあることを示し、「盗難が発生した場合は警察に通報します」との張り紙をすることで、かなりの抑止力が働くことでしょう。利用者も変なことを考えなくなるでしょう。

 

2キーボックスを入れたボックスをドアに吊るしておく

これはマンションなどでエントランスがない場合に限りお勧めの方法です。キーボックスを作成し、そこにダイヤル式の南京錠をかけ、その中に鍵を入れてドアに固定して吊るす方法です。ダイヤル式の南京錠は誰でも簡単に理解できるため、小学生でも分かると思います。

 

3鍵を郵便ポストに入れ、暗証番号で利用者に取得してもらう

エントランスがあり、そこに郵便ポストがある場合、郵便ポストの中に鍵を入れておくのも一つの方法です。これもよく見られるパターンですが、たいていの郵便ポストは、右に3回転、左に2回転など、少し開けるのに手間がかかります。慣れれば簡単なのですが、慣れていない人がやると鍵が開かないことがあるため、あまりお勧めしません。

 

4近くのコンビニのキーボックスを利用する

コストはかかりますが、実際にコンビニエンスストアを利用する方法もあります。民泊や不動産管理会社などの近い業種では、この方法を採用している例もあります。ただし、すべてのコンビニがキーボックスを設置しているわけではないので、近くのコンビニにキーボックスがあれば利用するといいでしょう。

 

 

 

 

 

スマートロックを利用する

最近ではスマートフォンで施錠・解錠できるスマートロックがあり、入室の管理が簡単にできます。実際に、レンタルスペースでもその利用が広がっています。しかし、これも導入や毎月のコストがかかるため、利益が見込めるスペースであれば採用を検討する価値がありますが、あまり利益が見込めないスペースでは利用しない方が良いでしょう。


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