レンタルスペースがそもそも何故集客できるのか?

レンタルスペースがそもそもなぜ集客できるのか?

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レンタルスペース投資が成り立つのはスペースの仲介サイトがあるから

アパート経営、マンション経営などの不動産投資の場合、大家さんは集客する必要がほとんどありません。なぜなら、不動産仲介会社に依頼すれば、手数料を支払うことで契約し、一人の人がアパートやマンションに住み続けるので、長期にわたってそこから賃貸収入を得ることができるからです。

 

これに対してレンタルスペースの場合は全く違います。定期的にレンタルスペースを利用してくれるお客さんはいるものの、基本的には1回限りのお客さんです。それらのお客さんは自ら集客する必要があります。しかし、その集客はレンタルスペースの利用者とオーナーを仲介してくれるポータルサイトがあり、ほとんどのレンタルスペースの場合、そこからの集客で予約を満たし、収益を上げます。そして原則、それらのポータルサイトは成果報酬制(利用料金の20%前後)を支払う形です。従量制になっています。

 

ちなみにこのようなレンタルスペースのポータルサイトは複数あります。代表的なポータルサイトにはインスタベース、スペイシー、スペースマーケットなどがあります。他にも多数ありますが、まずはこの3つのサイトを登録しておけば問題ないでしょう。ここで理解しておくポイントは、このようなレンタルスペースの仲介サイトで集客するということです。つまり、これらのレンタルスペース仲介サイト上でいかに露出度を増やし、目立ち、多くの人に利用してもらうかがレンタルスペースで成功するための重要な鍵となってくるわけです。また、この3つのサイトは若干利用者層も異なります。

 

ここではレンタルスペースの代表的な仲介サイトを3つ紹介しました。

インスタベース

インスタベースは、株式会社Rebaseが運営するレンタルスペースの利用者と掲載者をマッチングさせるプラットフォームメディアです。2014年に設立され、現在では全国に20,000件以上のスペースを掲載しています。インスタベースでは、会議室やレンタルスペース、イベントスペースなど、さまざまな用途に対応するスペースを掲載しています。まず確実に抑えておきたいのは、インスタベースという仲介サイトです。筆者の経験から言えば、サイトのユーザビリティー、利用者側、オーナ側から見ても非常に優れています。集客も優れており、利用者はビジネス目的40%、プライベート使用60%といったところです。

スペイシー

スペイシーは、日本最大級の会議室やレンタルスペースの予約・決済サービスです。2013年に設立され、現在では全国に5,000以上のスペースを掲載しています。スペイシーでは、個室の貸会議室や研修、勉強会、セミナー会場をはじめ、レンタルキッチン、撮影スタジオ、パーティー用レンタルルームなど、さまざまな用途に対応するスペースを掲載しています。価格帯も格安からハイグレードまで幅広く、予算に合わせて選ぶことができます。このようなスペース仲介サイトのプラットフォームでスペイシーは最も老舗中の老舗ですが、経験上、過去にシステム障害などからダブルブッキングが発生したりすることがあり、運用には要注意です。それでも、ビジネス目的の使用が多いので、会議室などでスペースを集客したいならば、スペイシーは外せません。

スペースマーケット

スペースマーケットは、株式会社スペースマーケットが運営するレンタルスペースの予約・決済サービスです。2014年に設立され、現在では全国に10万件以上のスペースを掲載しています。スペースマーケットは、2019年12月20日に東京証券取引所マザーズ市場に上場しており、証券コードは「4487」です。スペースマーケットの特徴は、以下の通りです。スペースマーケットでは、会議室やレンタルスペース、イベントスペースなど、さまざまな用途に対応するスペースを全国に10万件以上掲載しています。そのため、用途や予算に合わせて最適なスペースを見つけることができます。スペースマーケットの利用者はおおよそ8割がプライベート目的で、パーティーや女子会などの目的で利用される方が多いです。

 

スペース仲介サイトをいかに攻略するかが成功の鍵

先ほど、仲介サイトの掲載方法が成功のキーとなると伝えました。これらのサイトの掲載フォーマットは異なりますが、基本的な構造は似ています。しかし、それぞれの集客サイトでは対象となる層が異なります。そのため、各サイトの利用者を想定しながら、掲載写真や強調したい事柄を変更することがポイントです。

 

例えば、スペイシーの場合、ビジネス利用が多いので、「セミナーでも利用可能」といった点やビジネス利用に適した備品を強調することが大切です。逆に、スペースマーケットでは個人利用が多いため、「このスペースでのパーティがいかに楽しいか」を伝えることが重要です。

 

よく、すべてのサイトで同じ文章や写真の順序を使用してしまうことがありますが、これは避けるべきです。各サイトに合わせたターゲットを想定し、適切な写真の撮影やコピーの作成を行うことがまずは必要となります。

 


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