レンタルスペース驚愕の盗難事件

こんなものが盗まれるのか?

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驚愕の盗難事件

これは私が4年ほど前にレンタルスペースの代行をしていた時の話です。
確か、港区の銀座にある一般オフィスのレンタルスペースで、ビジネス用途で利用したいというお客様がいらっしゃいました。
そのお客様は主に会議のために、レンタルスペースをまる2日間利用したいとおっしゃっていました。

 

レンタルスペースを2日間利用していただくと、売上は約3万円になります。通常、レンタルスペースの平均利用時間は平日で3時間程度が多いため、2日間まるまる利用していただけると、その月は完全に黒字になります。とても良いことです。

 

そのお客様は、事前にレンタルオフィスの仲介サイトを通じて、wifiが利用できることを条件に2日間の利用を申し込まれました。
私が運用代行しているスペースには、もちろんインターネット接続のルーターもあり、wifiも完備しています。通信障害がない限り、wifiが繋がらないことはありません。これまでwifiが繋がらないという問題はなかったので、問題ないと思っていました。
その旨をお客様にお伝えすると、お客様も了解され、2日間の利用の申し込みをいただきました。

 

ところが、利用時間になると、お客様から突然電話がかかってきました。wifiが繋がらないというのです。

 

私は、レンタルスペース仲介サイトに記載がある通り、記載通りの手順で接続すれば必ず繋がるはずだとお客様に説明しました。
しかし、お客様はwifiのID自体に接続できないというのです。

 

wifiの設定IDが見つからないことはよくあります。私は他のスマホでも試してみてくださいとお客様に伝えましたが、他のスマホでもIDが見つからないとのことでした。お客様はノートPCも持ち歩いていたので、ノートPCでも試していただきましたが、こちらでもIDが見つからなかったとのことでした。

 

これはルーターの調子が悪くなっている可能性があります。通常、このような場合、ルーターと終端装置(ONU)の電源を切り、再起動すれば改善されることがほとんどです。今までもこれで問題は解決していました。
そこで、お客様にもルーターの電源を切って再起動していただこうと思ったのですが、ルーターが見つからないとのことでした。

 

まさか、そんなことがあるはずがないと思いましたが、お客様はwifiが繋がらないと仕事ができないと仰っていました。
しかも、2日間の利用料金もいただいているので、やむを得ず緊急でレンタルスペースへ向かうことになりました。
このような緊急出動の際には、オーナーに連絡し、了承を得て、別途料金をスペースオーナーからいただくことになります。
私はスペースオーナーに電話し、了解を得ました。

 

レンタルスペースに到着

私が代行会社からそのスペースまで約30分くらいだった。私は夜の19:00くらいにお客さんのスペースに到着した。正直、この時はルーターとONUの電源を切れば直るだろうと思っていた。
ルーター
私が到着し、早速ルーターを探したが、何故かルーターが見つからない。ルーターは基本的に電源がなければ作動しないので、電源をたどれば必ず見つかるはずだが、見つからないのだ。私はわけがわからなかった。

 

オーナーにも念のため確認の電話をしたところ、オーナーもルーターの位置は分からず、ないということは結局のところ、ルーターが盗難に遭っていたとのことだった。私はまさかルーターが盗まれるなんて思ってもみなかった。

 

レンタルスペースにおける盗難事件はまれにあると聞く。私も経験上、運営しているスペースでは年に1回くらいはある。よくあるのがゲーム機や、大型テレビなど高価なものだ。しかし、まさかインターネットのルーターが盗まれるなんて思ってもみなかった。これは想定外だった。

 

その後、結局盗難だということが発覚し、オーナーとの相談の後、近くのカメラ量販店がギリギリ開いていたので、新しいルーターを購入し、接続した。お客さんには非常に迷惑をかけてしまった。

 

その後、このレンタルスペースには防犯のため防犯カメラが取り付けられることになった。正直のところ、防犯カメラを取り付ければ100%このような盗難を防げるわけではないが、設置しておけば確実に抑止力にはなる。

 

できれば本物の防犯カメラを取り付け、24時間監視体制が好ましいが、玩具の防犯カメラを取り付けるだけでも効果がある。実際にその効果で、防犯カメラを設置中と記載したスペースの方は、ゴミの放置や盗難、設備の破損などがない。そのような防犯対策も必要だ。