レンタルスペース投資術と運用

 

よく世の中では、サラリーマンがマンションなどの不動産投資を行い、副業で月100万円稼いでいるといった成功談を耳にすることが多い。確かに、不動産投資は魅力的であり、不労収入を得やすい方法の一つである。他の副業に比べても、不労収入を得るのが容易であると言える。

 

しかし、最大の問題点は資金の大きさとリスクである。都内の古い中古マンションであっても、少なくとも1000万円以上の資金が必要になる。自己資金があれば問題ないが、多くの人は自己資金を持たず、銀行から借り入れて不動産投資を行うことになる。そして、成功が約束されているわけではない。賃貸希望者が見つからない場合、利回りが低下することもあり、また、金額が大きいため、大きな負債を抱えるリスクもある。

 

このブログを読んでいる方の中にも、中古不動産投資に関する本を読んで、試してみようと思った経験がある方もいるかもしれない。しかし、実際に取り組む人は数少ない。金額が大きいため、心理的なリスクを感じて断念する方が多いと思う。

 

そんな方にお勧めしたいのが、レンタルスペース投資＆副業術である。不動産投資とは全く違う部類になるが、手持ちの自己資金内で副業ができる。仮に失敗しても立ち直れないほどの打撃を受けることはなく、許容範囲内での勉強代と思えるだろう。また、レンタルスペースを運営することで、マーケティングの知識が身につくだけでなく、不動産や物件の目利きも養うことができる。まずはレンタルスペース投資から始め、成功したら民泊に挑戦し、そこで種銭を貯め、次に本格的な不動産投資にステップアップできると思う。

 

今話題のレンタルスペース投資とは第三の不動産投資だ

 

近年の急速な成長を見せるレンタルスペース市場とは、第三の不動産投資ビジネスと言えます。不動産投資は安定した利回りが魅力ですが、アパートやマンションの投資には数千万もの費用がかかることが多く、銀行からの融資を必要とすることもあります。このため、一般的なサラリーマンにはなかなか現実的でないかもしれません。その一方で、民泊というサブリースの投資がブームとなり、手間や初期費用がかかるものの、利用者とのトラブルがあるなどのデメリットも存在します。これに対し、注目されるのがレンタルスペースによる時間貸しです。

 

「レンタルスペース」とは時間貸しによる部屋貸しのことで、ビジネスユースとして利用することができます。例えば、新宿駅でオンラインによる打ち合わせをしたい場合、専用のプラットフォームを使い、「月6日15時?17時の会議・打ち合わせ」と入力すると、対象の部屋が表示され、1時間800円で利用できるスペースを見つけることができます。

 

物件を所有する必要はなく、ビジネスパーソンが副業として部屋を借り、お客様に貸し出すことで収益を得ています。これがレンタルスペース投資の特徴であり、物件を購入することなく、借りてお客様に時間貸しして収益を上げるビジネスモデルとなっています。

 

物件を購入すると多額の資金が必要であるため、リスクも高くなります。しかし、レンタルスペース投資では物件を借りるだけでよいため、初期投資が安く済みます。初期投資金額が100万円以下で、魅力的なレンタルスペースを作ることが可能です。また、月々の家賃がかかりますが、それを上回る収益を上げることで堅実なビジネスモデルとなります。業界水準では月に5から6万円ほどの収益が上がるとされています。最悪の場合、収益が見込めない場合でも契約を解除してしまえば支払いがなくなるため、リスクも低くなります。

 

つまり、レンタルスペース投資はローリスクでありながら、堅実なリターンが望める投資方法なのです。